平素より格別のお引き立てを賜りまして誠にありがとうございます。
本日4月30日は弊社ライフパークの創業記念日でございます。おかげ様で創業より25年目を迎えることができました。ライフパークを立ち上げ、活動を開始してからは丸25年でございます。これもひとえにご愛用者様、皆様からのご支援があってのことと、心より厚く御礼を申し上げます。

　この25年を振り返りつつ、少しお話させていただきたく存じます。少々長くなりますが、お付き合いいただければ幸いです。

　弊社が人と愛犬・愛猫のための健康食品をご提供するにあたり、創業当初から大切にしてきたことは、わたしたちも含めて動物には、必ず体の状態を本来の状態へ戻そう、治ろうとする力があること、その力をスムーズに働かせやすくすることができれば、なにかしらの道は開ける、そのことを強く信じ切る、ということです。そしてそのきっかけを作ることができたら・・・そのような想いで歩んでまいりました。
　人も小さなご家族様も、お体の健康を維持していくために必要な要素は数々ございますが、個々に補うべき、調整すべきは何なのか、をたどっていくことができたら、身体が変化していく扉を開くことになるのでは、という希望です。　　
　色々と製品を試してみたり、治療にも取り組んできたが納得いく成果が得られていない、あるいは、お医者様から病気とうまく付き合っていくしかないと言われたり・・・。非常に難しい、厳しい状況と言われても、ご自身や、御家族様が諦めない限り、何かしらできることはあるはず、そして大切な御家族のために寄り添われる中で、一つでも二つでも、これをやってあげられてよかった、と思える何かをご提供できたら・・・と、そのような思いで努めてまいりました。日々お寄せいただく様々なご相談、切実なお気持ち、時には厳しいお声やご要望、全てはお客様から学ばせていただいたことの積み重ねが、弊社を支え、育てて下さったのだと感じます。それにお応えするために、必死に、真剣に、対応させていただく、それが唯一私共にできること、そう考えてもおりました。そのような想いが通じてか、お客様の中には、いくつもの病院を巡ったあとに、駆け込み寺的な存在としてご利用いただくことも多くなっており、お客様からお客様へと沢山のご紹介もいただけるようになりました。

　ところで、この数年、日々ご相談を頂く中で、どうしてもぬぐえない思いが新たに沸き起こってきました。私たち人も、小さなご家族さまも、だんだんと寿命も延び、長生きになってきていることはとても嬉しいことなのですが、高齢になればなるほど、傷んでくる部分には一定の共通点があることを思い知りました。

今と未来のために、鍵を握るのは “毛細血管ケア”

　例えば腎臓。腎臓は、いわば毛細血管のかたまりが集まっている臓器、といえます。そのかたまりを「糸球体」といいます。糸球体は、腎臓に血液を送る動脈が徐々に細くなった先にある顕微鏡レベルの毛細血管の球形の塊です。そこでは微細な毛細血管が膜の役割をして血液をろ過して尿をつくります。 糸球体で出来た尿は尿細管を通るのですが、その通り道では体内に必要な物質を再吸収し、不要な物質を血液から尿に捨てる役割を果たしています。人で1つの腎臓に100万個、犬で80万個程の糸球体があるといわれます。しかしその毛細血管の血管壁が、酸化ストレスや糖化、炎症によってその透過性が損なわれ、ろ過機能が目詰まりを起こして次第に機能しなくなっていくのが腎不全です。血液を綺麗にろ過できないと、再吸収する際の成分にも本来なら捨てるべき成分が混ざってしまい、体内はだんだんとクリアな血液が流れていない状態、そして、その先には命にも関わる状態に陥ります。

　小型犬種においては、近年気管や呼吸のご相談も増え続けている状況です。小型犬種は元々気管が細く、加齢に伴い筋力や軟骨組織を十分に保てなくなると、呼吸量が僅かずつですが減っていってしまう、ということが起こります。また心疾患も非常に多く、弁膜症のように遺伝的なことや、未だ原因が確定できないような要素もありますが、いずれにせよ筋力が弱まる＝呼吸する力も僅かずつ衰えていく⇒十分な酸素をカラダに巡らせづらくなります。しっかりと酸素を運ぶ血液を巡らそうとして血圧が上がりやすくなったりと、心臓にも負荷がかかりやすくなることも心配されます。一方、わたしたち人も若いうちにいかに豊かな肺活量を誇っていても、加齢やストレス、運動不足、疾患によっても血行が悪くなることで毛細血管を通って運ばれる酸素量は減っていき、血液がいきわたっていない毛細血管のゴースト化につながりやすくなります。

　腎臓や、呼吸、酸素の問題、そしてそれ以外にも加齢と共に起こりやすくなる疾患は、当たり前のことではありますが、ある日突如として起こるのではなく、必ず水面下で少しずつ病気の元なる要因が膨らんでいき、発症、という形で現れるわけです。大型犬種にご相談の多い腫瘍も、同じです。これには、やはり少し長いスパンで毛細血管の状態(血管壁の透過性)を維持できるように意識することが必要ではないか、つまり、予防、未病という観点も本格的に取り入れていかなくてはならない、というわけです。

　弊社は創業当初から、体内をしっかりと解毒して、血液をいかにクリアな状態にしていくか、ということが健康のベースになると信じ、低分子キトサン製品を通じてそのことをお伝えして参りました。世の中に機能性に優れた成分が次々と発見されて、素晴らしい健康食品が増えたとしても、それを迎える体のほうに老廃物や、微細な有害物質、消化吸収や臓器の機能を阻害する要因が潜んでいる状態では、良い成分も体内で十分に活かされない、と考えているからです。
　さらには、皆さまもよくご存じの通り、腸の問題があります。腸の働きは単純に排便だけにはとどまらず、脳との連携、免疫調整、ホルモン調整など、体の機能を維持するために必要な調整能力をいかに高い状態で維持するか、ということにも深いかかわりがありますし、腸内ではその体の恒常性を保つための生理活性物質を作り出すという役割もあります。

　体は実に様々な機能が複雑に絡み合いながら生命を維持しているので、どこか一つの部分、或いはどこかの臓器だけを取り上げて健康にする、ということでは全体として十分に影響が及びません。しかし、血管はどうでしょうか。人の場合で地球を2周半するという、途方もなく長くて極細の毛細血管が体中をめぐっているのは、一つ一つのすべての細胞に、つまり臓器にも、酸素と、栄養を血液が運んでいるからです。そして毛細血管は運ぶだけではなくて、二酸化炭素の回収や老廃物の回収も行い、体の重要な新陳代謝も担っている、壮大なネットワークとして、我々人や小さな家族の命を支えています。

　ベースはやはり血液の在り方、ということも間違いではないと思うのですが、一方で、その血液の通り道、ライフラインともいうべき毛細血管が、いかに長く良い状態を保てるか、ということが大きな鍵を握っているということを強く思い知らされ、血液を綺麗にするだけでなく、同時に毛細血管のケア=ベッセルケアを行っていくことも極めて重要、と考えるようになりました。
　昨年ご提供を開始した、パワーミストＯ4（呼吸、肺を介さずとも皮膚や粘膜組織から吸収され、毛細血管を通じて溶解型酸素を全身に送り込むことができる小型機器）も、毛細血管の維持強化を強く意識するきっかけともなりました。
　ベッセル（毛細血管）ケアは、我が国が長寿大国でありながらも抱える大きな問題のひとつとされる認知症の増加、という点においてもつながりが深いと考えております。これは長寿となった小さなご家族様にも同時に影響がある事柄です。
　そこで、この記念すべき年に、是非皆様にお始めいただければと開発したのが、新製品「タキシフォリン＆核酸」です。
　愛犬・愛猫はもちろんのこと、飼い主様ご自身にもご家族様と共にお使いいただける製品でもあり、少しでも早く、未来に向けてお使いいただきたい製品でもあり、また既にお悩みがあるご家族さまにも、是非お使いいただきたい製品として、自信をもってお勧め申し上げます。

　また近年では老化を科学する試みが盛んにおこなわれ、老化は防ぐことができる、あるいは老化を治療することができる、と言われるまでになり、それを可能にする製品の研究や開発も進められております。そのようなカテゴリーの製品もまた、しっかりと選りすぐり、製品をご提供していきたいと考えております。

　わたくしごとではございますが、今年は還暦を迎える年でもありまして、弊社25年の記念の年にここで初心に立ち戻り、気持ちを新たに邁進していく所存でございます。

　ライフパークでは、今後も家族皆様が健康で幸せな毎日を過ごしていただくことができますようにお役立て頂ける製品を、より積極的にご紹介していくべく、努力を続けてまいりますこと、お話させていただきました。長々お読み下さりありがとう存じます。これからも引き続きのご支援、ご愛顧を心よりお願い申し上げます。

有限会社ライフパーク
代表取締役 三戸　扶爾子